Funny-Creative BLOG

電子書籍作家の幾谷正が個人出版の最前線で戦う話

『アーマードール・アライブ』の作品公式サイトができました。

ご無沙汰しております、幾谷です。

このたび、『アーマードール・アライブⅣ』の発売と作者の人生4度目の転職を記念しまして、作品の公式サイトをオープンさせました。

armordoll-alive.funny-creative.com

今までTwitterやブログだけで宣伝活動を続けてきましたが、「具体的にどんな作品かわからない」とか「発売情報が分かりにくい」といった声があることや、
さすがに4巻も続けてると情報量が多くなってきてしまったので、こうして公式サイトを作ったりなどしてみた感じです。

既にお読みになってくださった皆様は、ご友人に作品を紹介するときは是非このサイトのURLを紹介していただければと思います。
またキャラクターの紹介イラストは本編では未登場の描き下ろしになってて、今後もいろいろ要素を増やしていく予定なのでたまにチェックしてみてください。

ちなみにこれ、誰かに依頼して作ってもらったとかではなく、CSSからjQueryからほぼ全て自分で書き起こしてます。
イラスト担当の友人にも素材製作めっちゃ手伝ってもらえてめちゃめちゃ感謝してます。おかげで良い感じのサイトにできました。

「作品を続けるために電子書籍を自力で作って自分で売る!」と思い立って活動を始めてからそろそろ3年目ぐらいですが、
とうとうサイトを自分で作るところまで来てしまいました。個人活動はなんでも自分でやらなきゃなので大変ですね(なんでもやるとは言ってない)

ただ、作品の単体サイトなんて「商業で活動してれば出版社に作ってもらえるのに」とか思われてそうですが、
ラノベ作品単体のサイトって、コストがかかったり運用が大変だったりで、作ってもらえることって実はあまりないと思います。
(アニメ化ぐらい大きなお金が動く段になって作られることはありますが)

編集が売るつもり満点で動かしてる企画は、事前にしっかりサイト作って告知されて書店ぐるみでキャンペーンして、
売れる作品を売るためのスキームをきちんと組んで動かされてますが、全ての作品がそのぐらいプッシュしてもらえるわけではありません。
作品の素材を使ったランディングページが発売前にちょっと紹介されて、殆ど誰にも知られないまま用済みになるケースが殆どだと思います。
僕みたいに自分でコーディングできたとしても、イラストなんかの素材の権利が出版社にあるせいで利用が難しく、結局何も出来ないまま発売日を迎えてしまいますしね。
信頼できない他人に全てを任せるしかない商業活動の苦い思い出に比べれば、何でも自分でやれる状況というのは精神衛生上とても良いなと思いました。

商業出版って、個人では出来ない色んな事を、多くの人に手伝ってもらって叶えるためにやるものなのに、
個人になった今の方が、出来ることが増えてるなんて、なんだか不思議な話ですね(笑)

今後も自分の作品の紹介サイトを作りたいって作家の需要は増えそうですが、それに対応できるカスタムテーマって全然なくって、
自分みたいに自作せざるを得ない状況なので、次は作品紹介サイトを簡単に作れるカスタムテーマの開発と公開とかやってみたいですね。
コーディングスキルばかり上がって肝心の原稿が遅れてしまったら元も子もないんですが。
自分でもすっかり忘れてたけど実は元ラノベ作家なんですよ僕(おさらい)

 

書くことも無くなってきたので終わります。