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Funny-Creative

たのしいことがしたいだけ

『ちるまで』書籍化しました②

というわけで表題の通り、『小説家になろう』サイトで連載していた拙作を再び書籍化してみました。
書き下ろし短編ももちろんついてます。内容はなんか、「悪の組織の連中が焼肉屋で馬鹿騒ぎ」というしょうもない内容です。
一度は完結というかたちにした本作ですが、売上次第では続き書こうかなあとか考えてみたり。



世界が正義に満ちるまで2: ~悪の首領は忙しい~ (FunnyCreative)
骨髄にゅる太郎
2015-07-20

¥248



また、既に出している1巻の方を半額にしてみました。
本当は無料キャンペーンとかしてみたかったんですけど、ちょっと無理目みたいです。すいません。


¥248 → ¥124 









とりあえず現状の売上が1巻のみ15冊です。
これが1000冊に到達したら続き書こうかなあ、と思ってます。
「どこから出た数字やねん」みたいなツッコミもあると思うので、その辺の詳しい話は続きます。  ==== ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

①「利益にならないなら非テンプレなんて書かない!」 

先にぶっちゃけてしまうと、1巻と2巻が500冊ずつ売れた場合、作者に入るロイヤリティは

(¥124 + ¥248) × 0.35 × 500= ¥65,100

 で、この売上をとりあえず編集:作者:絵師の三人で2:5:3で分配する予定です。
比率に関しては挿絵の枚数に応じて変動させるつもりですが、今回は表紙のみなので3割としています。
また、この作品に関しては編集作業と執筆作業を僕が一人で二役やってるので、実際には7:3です。

65,100円の3割は大体2万円ぐらいです。
これはイラストレーターに1枚絵の仕事を依頼した場合の相場です。
今回は友人にロハでお願いして、利益が出たら還元するという約束で表紙を依頼しました。
が、もしこういった伝手が存在しなければ赤字の収支となってしまいます。

また、作者に入るのは4万円ぐらいとなってます。
26万字書いて4万円だと、一文字あたりの単価は0.2円。
webライターの相場が2円って言われてるので実に10分の1です。
とはいえ僕はプロのライターじゃないので、まあこれに関しては別にいいかなって思ってます。

ちなみに作品が出版社の目に止まって書籍化された場合、少なく見積もっても40~60万円ほど入ると言われてます。
この辺でやっと適正数に届いてくるといった感じでしょうか。

「初期投資10円からできる自費出版」と前回言いましたが、ぶっちゃけ手間賃を考慮しなかったのは甘かったです。
事業として継続するか否かを見極めるラインとして、相場をもとにした収支の線引きは考えておかないとキツイっす。


②「1000冊も売れるの?」 

とりあえずこれが最終話を投稿した日の閲覧数です。


閲覧数
 現在も数は増え続けてて、少なく見積もっても1000人以上最後まで読み終えた方達が居ます。
その方達ほぼ全員が満場一致で「続きが読みたい」と思って買ってくれたとき、初めて到達する数字です。

ちなみに商業出版の場合、作品が打ち切りラインを越えるための数字は五千部とか一万部とかって言われてます。
しかも紙の書籍だと1冊600円ぐらい。なぜこうも続刊の出ないライトノベルが多いのか実情が見えてきましたね。

自分が現在考えてる電子書籍出版の場合、値段は半分ぐらい。ラインも十分の一。
 これでも収支が赤字と出るなら、名前変えてライトノベルの新人賞送るか、素直にテンプレ設定の作品書こうと思います。


③そもそもなろうサイトに掲載する意味ってあったの?


僕「ないです」

この辺はKindleの仕様にもよるんですが、「電子書籍を売る」というビジネス単一で見た場合の話をします。

まず、他サイトで無料公開を行っている作品の場合、Kindleセレクトというオプションに登録することができなくなります。
このKindleセレクトというオプションですが、ロイヤリティが35%から70%と2倍になったり、無料キャンペーンが行えたりと、作者側にはとても利が多いオプションです。
つまり真っ当に電子書籍を売ることを考えた場合、他サイトに公開するだけ損じゃないかなって結論が見えてきます。

また、他サイトで公開することにより宣伝効果が見込めるのではないか、って考えについては見積もりが甘かったと思ってます。
なろうサイトで読む人たちは、あくまで無料だからこそ読むのであって、実質的な購買層ではないんだなと納得しました。

無料ブラゲやソシャゲをやる人たちと、steamでクソゲー買いまくる人たちが、同じゲーム好きでも全く異なる民族であるのと根っこは一緒です。

現在書いてる新作についても、今回の結果を見て従来の「無料で公開してから販売を行う」という方式から切り替えようかなと思ってます。
無名のド新人が好き放題書いて1000人に読んでもらえるってなろうの環境は、コンテンツプロバイダ側としてはやはり強烈でした。 

ただ、「1000人に読んでもらえた」という自己満足だけで書き続けるのは、正直しんどいという本音もあります。
どうして書籍化の可能性が高いテンプレ作品しか皆書かないのか、書いてみてやっと実感が持てた感もあります。 

正直、1000冊売れたら続ける、というのはどちらかというと「売れないから書かない」という撤退宣言に近いです。
 こんな脅し文句みたいなこと公開しなくても、勝手に売れて勝手に続けられるのが本来理想状態のはずなので。

自分で編集をやるというのは、ただ校閲したり体裁組みするだけでなく、マーケティングやプロモーションまで自分でやるってことみたいです。
かなりしんどいけど、やり甲斐はまだ感じてるのでもうちょっと続けてみます。