Funny-Creative

たのしいことがしたいだけ

電子書籍の校閲編集作業にGitを利用してみる試み

先日、『アーマードール・アライブ』2巻の発売日を正式に発表させていただきました。

【お知らせ】『アーマードール・アライブ』2巻についてのお知らせ - Funny-Creative


記事内でも記載したとおり、まだ校閲や改稿など、編集作業が山積みを粛々と進めている最中です。
知人に下読みしてもらって矛盾点や改良点を洗い出したり、誤字脱字の山をひたすら切り崩したりと一人では大変な作業続いています。

下読みについては直接epubやテキストを送っても手伝ってもらえるんですが、細かい誤脱の修正やマークアップについては、どうしても口頭でフィードバックして解決しなければいけない状態です。
特に誤脱の指摘については、「○○ページ目の○行目に誤字があったよ」と教えてもらっても、リフローなEPUB形式のため追跡作業に難航してしまいます。

できれば直接原稿ファイルに手を入れて手伝ってもらいたいけど、複数人で1つのファイルをいじるのは難しいです。
と今までは思ってたんですが、業務で1つのコードを集団開発するエンジニアさんたちは、分散型管理システムとかいうのを使ってその問題を解決していると小耳に挟みました。

考えてみれば電子書籍って結局、xmlcssなんだし、「小説」として扱うよりは1つの「言語」として扱った方が自然な気もします。

というわけで今回、編集作業をGitプロジェクトとして行ってみることにしました。

ホスティングについては無料で非公開リポジトリが作成できるBitBucketを選択しました。
公式クライアントのSourceTreeがGUI操作できるので、使い慣れてない方に協力してもらいやすそうなので。

プロジェクトページのキャプチャは、現在こんな感じです。

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現状、比較的この手の技術に明るい知人に当たってコミットしてもらってる状況です。

“本文の下読み”や“誤脱の指摘”まではお願いできても、“gitでコミットして”となると中々手を上げてくれる人が見つからないわけで・・・。

もしこのエントリーを見てくれている方の中で、面識があり、手伝っていただける方いたら教えてください。
twitterのリプでもブログのコンタクトフォームでも何でも大丈夫です。

実は恥ずかしながら僕自身、自分から始めてみたものの、Gitの扱いについて把握しきれていない部分がけっこう多くて苦戦しています。
「小説のことは自信ないけどGitなら任せろ」みたいな方に手を貸してもらえるとかなり心強いかなという心境。

僕は電子書籍の「紙という実体を持たない出版」という利点を、どこまで活かせるか活動の中で追求してみたいと考えてます。
なので「編集室という実体」もまた、電子化出来たら面白くはないかな、と思って今回実践してみることにしました。
商業活動時代は一応、ゲラとアカを使った校閲作業は経験しているので、それと同じ事を電子的にやってみるというのがまずは第一目標です。

もしかしたら思いも寄らない障害にぶち上がるかもしれませんし、Gitほど高機能でなくても充分なのかもしれません。
SubVersionでも充分じゃないかな、とは既に思ってるところなので)

ちなみにセルフパブリッシングの最大手、群雛文庫さんの方では編集作業にはGoogleドキュメントを採用されてるそうです。

www.gunsu.jp

なんでGoogleドキュメント同じように使わないのかと言うと、せっかく独立してやるからには、人と違うことをやった方が面白いかなと思ってるだけです。
当サークルの活動指針は「たのしいことがしたいだけ」なので。

他にも話聞いてみるところ、みなさん色んなかたちで編集作業のやり方を模索しているみたいです。
マージ失敗して大炎上するか、思いも寄らない福次効果を見つけられるか、まだ分かりませんが、この観測点から見える景色をセルフパブリッシング界隈にお届けできればなあとか考えてます。

(2016.01.06-追記)
さっそくお一人、Twitterで親交ある方から、参加の意思表明いただきました。
まだ3~4人分ぐらい登録枠に空きがあるので、物好きな方お待ちしています。